活動紹介へ
カンボジアでは今なお、障がいや貧困などの理由から、
十分な教育や雇用の機会にアクセスできない若者が多くいます。
そうした若者に対して私たちは、
職業訓練を通じて「自分で生きていく力」を育てる支援を行っています。
1年間の訓練を経て、生きる力となる技術を身に付けた彼らは、
故郷で自分の店を開き、家族を支え、地域の活性化にも貢献しています。
地方から単身でやってくる人がほとんどです。
食事と住まいを無償で用意し、生活の不安を軽減。
安心して訓練に打ち込める環境を整えています。
訓練期間中も安心して取り組めるよう、
医療面での支援体制を整えています。
義手・義足・車いすのメンテナンスも、
専門施設と連携しサポートしています。
「実践」を重視した職業訓練
教科書の知識だけでは、卒業後すぐに稼ぐ力は身につきません。
だからこそ、現場で通用する技術が身につくまで、1年間、実技訓練を繰り返します。
現在は、3つのコースを開講しています。
バイク修理コース
実物のエンジンを繰り返し分解・修理し、構造を身体で覚えます。
古いバイクや改造車が多い農村では、原理から不具合を見抜く力が不可欠です。水害による故障にも対応できる技術が、彼らの生活を支えています。
電化製品修理コース
実際の家電を使い、故障の原因を見極めて修理を重ねます。
中古品を長く使う農村では、限られた部品で直す力が不可欠。「なんとか直してしまう」技術が、農村では重宝されます。
縫製コース
伝統衣装を中心に、布の扱いから縫製まで実習で習得。地域の慣習や体型に合わせた仕立てに対応する力を養います。
修繕文化が根付く農村では、「ミシン1台でどんな服でも仕立て、直せる」技術が活きていきます。
卒業時、開業のための道具一式を贈ります
技術を身につけても、道具がなければ自分の店を始めることはできません。
しかし、訓練生やその家族にとって、開業に必要な道具を揃えることは大きな負担です。
そのため私たちは、活動開始当初から、卒業時に道具一式を贈る支援を続けてきました。
学びを「自立」へとつなげるための、大切な一歩を支えています。
そして卒業生たちは、その道具をきっかけに商売を続け、今では堂々と自分の力で生きています。